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中弁連からのお知らせ

令和6年度中弁連理事長就任のご挨拶

はじめに

令和6年度の中部弁護士会連合会理事長を拝命しました。まず、元日の能登半島地震により大きな被害を受けられ、住民の被害救済に向けて献身的な活動を行っておられる金沢弁護士会、富山県弁護士会の皆様に心からのお見舞を申し上げるとともに、両会を御支援いただいている管内弁護士会の皆様に感謝を申し上げます。当連合会としても、今後も可能な限りの御協力・御支援を差し上げたいと考えております。

さて、昨年5月8日に新型コロナ感染症が5類感染症になり、10月20日には三重県桑名市において懇親会も含むフルスペックの中弁連大会が開催されて、コロナ禍前と同様に多数の会員が参加されました。有意義なシンポジウムと大会の後の楽しい懇親会に参加させていただき、会員のリアルな交流の価値を改めて感じた次第です。移動時間や交通費の節約というオンライン会議の合理性を活かしつつも、重要な行事や会議においては会員のリアルな交流、懇親の場を積極的に設けていきたいと考えております。


中弁連大会・夏期研修について

司法の改善、発達並びに人権擁護及び社会正義の実現、管内弁護士の品位及び地位の向上並びに学術の研究を管内弁護士会の連絡・弁護士相互間の協力で進めていくという当連合会の目的を達成するためには、各委員会における継続的かつ地道な活動はもとより、定期大会におけるシンポジウム、その成果を踏まえた決議や宣言も、当連合会の目的達成に向けた具体的な施策を社会に発信するうえで重要な意義を有します。本年度の中弁連定期大会は、10月18日、北陸新幹線金沢・敦賀間の開業により大きく様変わりした福井駅前近辺での開催を予定しており、シンポジウムのテーマは「AIと人権」という学術的にも実務的にも重要かつ喫緊のテーマです。ぜひ多くの会員に御参加いただければ幸甚です。

また、8月30日・31日には金沢市において夏期研修が開催されます。例年、時宜を得た実務的に重要なテーマで研修が行われており、「管内弁護士の品位及び地位の向上並びに学術の研究」という前述の当連合会の目的の観点からも重要な行事ですので、こちらも多数の会員に御参加いただければ幸いです。

さらに、管内の名古屋市において10月3日、4日に日弁連人権擁護大会が開催される予定です。社会正義の実現という弁護士の使命に照らして極めて重要な大会ながら開催地の愛知県弁護士会には多大な運営の御負担がかかる大会であり、当連合会としても大会の成功に向けて可能な限りの支援を行いたいと考えております。皆様には積極的な大会への御参加をお願いする次第です。


おわりに

当連合会においても、他の連合会の実情を踏まえて日弁連副会長候補者推薦のあり方を再検討すべき時期に来ています。すでにこの問題を御検討いただくためのPTが設置されていますが、管内の弁護士の7割以上を愛知県弁護士会員が占める当連合会の運営全体に関わる重要なテーマですので、PTメンバー各位には所属弁護士会員の御意見を踏まえて活発に御議論いただきたいと考えています。

これらのことも含めて、前述の当連合会の目的達成のために微力ながら尽力して参る所存ですので、皆様の御協力のほどをよろしくお願い申し上げます。


中部弁護士会連合会         
理事長 野 坂  佳 生(福井)



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