中部弁護士会連合会


中弁連とは

中弁連からのお知らせ

リンク集

TOP

会員専用ページ

中弁連からのお知らせ

令和3年度中弁連理事長ご挨拶

「コロナ」の一年を経験して

令和3年度の中部弁護士会連合会理事長を拝命しました。昨年度愛知県弁護士会会長、日弁連副会長の任期を終えての就任となります。

昨年度は、管内どの単位会も、未知の新型コロナウイルスの感染状況が刻々と変転する中で求められる制約と、弁護士会活動との折り合いをどうつけるか悩み続けたものと思います。中弁連も、夏期研修、福井で予定されていた定期大会が中止になるなど、その活動も大幅縮小を余儀なくされました。いろいろ悩まれながら中弁連を取り仕切っていただいた前年度の金井亨理事長はじめ関係者のみなさま、本当にお疲れさまでした。また、ありがとうございました。

収まりかけたと思えたのも束の間、感染しやすいという変異株、また自粛疲れと「慣れ」の行動様式が影響してか、各地で、4月に入って「まん延防止等重点措置」の適用が取り沙汰された後、5月には緊急事態宣言が発令されています。ワクチン接種も進んでいないようで、結局今年度もコロナと向き合いながらの活動ということになりそうです。

ただ昨年度の経験があります。リモートを活用しての理事会は、当初はぎこちなかったものの慣れるに従ってスムーズに進行し、参加すること自体の時間的距離的負担の軽減というメリットが自覚されてきたように思います。各委員会もWEBで開催されました。「懇親」について言えば、実は昨年度各単位会会長が兼任する常務理事等でzoom飲み会を2度経験しました。女性クオータ制で日弁連副会長に選出された西村依子会員(金沢)のお声がけでした。画面越しではあるものの、いや、かえって画面に集中できたおかげか、「あれ、結構な酒飲みがいるな」などお人柄に触れることができました。リアルで初めてお会いしても旧知の間柄のように会話が弾みましたし、「同士」意識も生まれました。工夫と気分次第だと思いました。

中部弁護士会連合会の意義

日弁連執行部を経験して、各単位会と日弁連との間にある弁連は、弁護士の力を結集するに適度なスケール感があり、様々な情報交換ができる有益な場であることを実感しました。非弁・非弁提携、またネットでの誹謗中傷など弁護士業務妨害も広域化しており、その対策として各単位会間の連携が求められています。各単位会は、それぞれの特色により会務の在り方等々様々です。弁連という場で、情報や意見、ノウハウの交換、経験交流を図り、そこでの成果、取りまとめが日弁連にも連絡されつつ、各単位会に還元されて活かされる、という循環を大切にしたいと思います。各弁連とも連携しながら、弁連内において災害発生時にも助け合える関係にあることも再確認したいと思います。

夏期研修の実施、中弁連大会の成功に向けて

中弁連の夏期研修は、毎回時宜を得たテーマが選択され、会員のみなさまの業務に役立っています。中弁連のメイン行事である定期大会は、弁連としての結束を固め、社会に情報発信し、それぞれの委員会が活発に活動する契機となるものです。まずは、夏期研修、定期大会を、コロナ前のようにはいかないものの、昨年度の経験を活かして工夫を凝らし、実施、開催することに注力します。

そのためには、会員のみなさま方のご理解とご協力が是非とも必要です。


中部弁護士会連合会         
理事長 山下 勇樹(愛知県)



戻る


Copyright 2007-2010 CHUBU Federation of Bar Associations