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平成29年度中弁連理事長ご挨拶

1 ご挨拶

2017年度理事長に就任いたしました。本年10月19・20日、定期大会が富山県で開催されますが、2002年に制定された理事長選出輪番制に従い、開催地の私が就任することとなりました。

2 私と中弁連

私は登録翌年の1987年富山大会の匿名報道のシンポジウムと1992年金沢大会の夫婦別姓選択制のシンポジウムに実行委員の一員として参加した他、2、3回を除き、定期大会と夏期研修、その際開催される委員会に出席してきましたので、理事を勤めた期間は長くはありませんが、中弁連の行事には30回近く出てきたことになります。

そんな中での私なりの弁連の意義は、もちろん、管内の弁護士会と弁護士の利益をはかることですが、対外的には、高裁・高検、日弁連・他弁連、管内の住民・官公署・マスコミ等との対応(折衝・協力)、対内的には、1会・各会だけではできないことを支援・協力して管内弁護士の利益増進をはかる各種の取り組みを行うこと、理念的には、弁護士の使命である基本的人権の擁護と社会正義を実現することであり、在野精神を発揮する形で行っていくことではないかと感じています。

3 中弁連の活動に対する感想

振り返ってみますと、活発に行われている各種委員会活動と、夏期研修と各種シンポジウムこそ、毎回充実した意義深いものばかりですが、定期大会自体は、1998年から日弁連執行部との意見交換会が、2015年から若手カンファレンスが始まるという変化こそあれ、決算・予算、会員・職員表彰、記念ゴルフと懇親会と、組織としては不可欠ではあるものの、参加者にとってはあまり変わり映えしなくもない行事でした(但し、2012年60回記念特別プログラムの、公害に関する2本の報告は別格でした)。

4 変革の取り組み

特に、近年、弁護士増に伴う諸事情の変化のためか、ゴルフも含め大会参加者は減少し、若手の姿が少なくなりました。多くの若手が熱心に取り組んで活発化している各種委員会活動に比べ顕著です。ただ大会の意義を強調するだけでは参加確保に限界があります。

ここに、室木前理事長を始めとする前年度執行部の皆様が大いに問題意識を持たれ、「中弁連大会のあり方を検討する協議会」を設置され、定期大会に若手会員を含む多くの会員が参加できるよう、協議検討されることになりました。3月30日第1回が開かれ、活発な意見が出されています。

私は、他弁連で行われているテニス、麻雀、囲碁、将棋等の大会や、大会翌日に野球大会を開催するなど弁連の一体感を醸成する企画があってもいいのではないかとも思っていますが、前年度理事会の方針を引き継いで、この課題を一層進めていきたいと考えています。

5 その他の課題

当弁連は太平洋側、日本海側各3県で構成され、将来相当規模の震災の発生も予想されているという地域特性があります。これを踏まえ、災害に対する備えを進めておく必要性を感じています。

もちろん、冒頭でご紹介しました富山での定期大会では、地方の銘酒の飲み比べや、地物の海幸山幸を提供して、参加される会員に大いに楽しんでいただきたいと考えています。

また、私見ですが、法曹人口問題も、積極的に取り組む必要があると感じています。

6 お願い

理事長としては、理事会での司会と、見聞を広げるために毎回の日弁連理事会や各地弁連の行事に参加する等限られたことしかできません。幸い、大変評価の高い優秀な事務局長、剛胆で見通しの良い事務局次長と、熱心な理事に恵まれております。さらに、各会会員の皆様のご協力を得て、上に掲げた課題を少しでも進められればと考えております。この1年間、何とぞ宜しくお願い申し上げます。


中部弁護士会連合会         
理事長 青島 明生(富山県)



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